チャリティー演劇公演へ参加してきました
2012年9月22日に行われたチャリティ演劇公演へ
犬猫みなしご救援隊さんとムカシ玩具さん共同作品
置き去りにされたいのち「ハル」〜警戒区域に残されたある犬の物語〜
9月22日、長野県松本市波田文化センターで行われたイベントへ
ハッピーテールスタッフ4人がお手伝いを兼ねて参加してきました。
震災直後から被災犬に携わってきたゆめまるHAPPY隊さんは
日々の活動をしながらこの公演の開催に向けて準備されてきました。
参加したスタッフの第一声は、とにかくすばらしかったとの事。
涙があふれ、声を押さえるのに必死だったそうです。
《スタッフFさんの感想》
会場には大勢の方と、ハッピーテールからの譲渡(子犬)+預かり犬猫合計 18名のうち、
3家族の方々が公演を観に来てくださいました。
開演後、鼓動より中谷さんの福島体験談を学生(未来ビジネスカレッジ3名)が順番で朗読していきました。
その間、 ギター・バイオリンが流れていましたが、観客からは涙をこらえきれずすすり泣く人が多かったかと思います。
その時福島で何が起きたのか・・・・
その後演劇、舞香さん、と郡山出身の方の演劇でまた涙。
あの地震がくるまえまでに、大切に飼われていた犬(ハル)と中学3年生の少女の日常が一遍してしまったお話。
その犬が放浪し生き続けてきて、やっと最後保護された経緯。
その間に、息絶えて行った犬猫、生き抜いた数少ない家畜にも関わらず殺処分になった、
牛や豚今こうして思い出しても、涙が出てきて胸が詰まるくらいの残酷な話でした。
演劇の後は、中谷さんのトークショーが10分位あり、その後質問タイム。
最初全然質問がなく、関係者が質問をしましたが、そのうち観客から、次から次へと中谷さんへ質問が行きました。
ハピからの預かりさん2名も、手を挙げて質問や預かり犬の近況を報告してくれました。
そのうちの1名は、「鼓動やこの実態を今ここで政府関係の人にも耳を傾けて頂きたい」と言った日本の政府のあり方を疑問に思う声、
鼓動の表題のわんこ預かりの方は、そのわんこの事で
「今も何かを思い出すのか、雷で雨に打たれて雨の中にず~っといたりすることがあり、やっぱり精神分離不安かなにか・・・・・・」
と言った事がでて、恐ろしい体験をしてしまった犬は落ち着きを取り戻すのに、年月がかかると言った代表からの体験談がありました。
なんだか、あの会場一体となり同じ気持ちでこの1年と半年を過ごしてくた人が多くいること、
みなさん質問にはそれぞれのこの1年半の出来事、どう過ごされ、預かりをしている方は犬とどう向き合って来たのか、
そんな語りの場でもありました。
中には、中谷さんの事を尊敬し、犬の預かりをしている方で
この日をどきどきしながら待っていたとの事で質問タイムの時は、声を震わせながら、中谷さんを絶賛しました。
中谷さんは、ユーモアのある人で楽しい笑いもある質問コーナーでした。
ただ小学高学年の子が「今回の活動で一番怖かった事はなんですか?」の質問に、
中谷さんは真面目に「津波後、遺体のある場所で犬猫の活動をしないければならなかった事、震えが止まらず地獄のような光景だった」
と語りました。まずは人間が先と現地で言われるのかと思ったら、
現地のみなさんからの、「生きられる命があるのなら、助けてください、お願いします」と言った言葉が後押しになり、保護活動をやってきたそうです。
閉演後は、来て下さったハピの預かりの方にお礼の挨拶し、その後、片付は不要とのことでそのまま終わりました。
本当に感動してしまい涙が止まりませんでした。とても意義のあるイベントだったと思います。
スタッフKさんは・・・、
中谷代表の話の中で、被災地で亡くなった犬達が2500頭位いたそうです。
ほとんどがフィラリアだったとのこと。
フィラリアは予防出来事病る気です。そして、避妊去勢手術をしてあれば
あんなには増える事もなかったし犠牲も少なくて済んだはず。
災害がいつどこで起こるかわらない今、飼い主の出来る最低限の事、避妊去勢手術やワクチンは
してあげるべきという言葉に強く共感したそうです。
悲惨な状況の中たくさんの犬猫の命を救って来られた中谷代表の言葉は
会場にお越し下さったたくさんの方の胸にしっかり刻まれたのではないでしょうか。
このすばらしい公演に足を運んで下さった皆様、ありがとうございました。
そして、公演スタッフの皆様ありがとうございました。